今回訪れたのは、名古屋市のお隣、飛島村にある流通福祉センターです。飛島村は、農業と工業が両立しているまちとして有名で、財政の余裕を示す財政力指数の順位では、常に日本トップクラスを誇ります。
飛島村までは名古屋港駅から出ているバスで行きます。途中で伊勢湾岸道を通るため、街中を走る路線バスのような車両ではなく、高速バスと同じ車両が使われています。そのため、乗り心地はとても良く、座席にはカップホルダーも備えられており、リクライニングもできます。ちなみに、私が乗ってから降りるまで、乗客はほかにいませんでした。平日昼だからね仕方ないね。
バスは名港中央ICから飛島ICまで伊勢湾岸道を通り、そこからトレーラーが行き交う道を走ります。その後、私は流通福祉センターの最寄りのバス停である西部税関前停にて下車。信号を渡り南へ少し歩くと流通福祉センターです。中に入ると、制服や作業服を着た方でたくさんです。私は11時半くらいに着いたのですが、券売機の前にはすでに行列ができていました。
券売機横にあるサンプルを見てみると、本当に日替わり定食がズラリ。コロッケカレーに刺身定食に鉄火寿司、担々麺に塩豚丼に煮魚定食…さらにはあんかけスパハンバーグ定食という、ちょっと個性的な料理もありました。悩んだ結果、私はチキン南蛮定食(600円)に。大盛などもできます。券売機では現金以外にもコード決済ができたので、paypayで支払いました。食券には、「揚物定食」と書かれていました。
カウンターの列に並んでトレーを取り、定食をゲット。おかずの皿にはチキン南蛮、キャベツ、マカロニサラダ、たくあんがあり、それにご飯と味噌汁の具がついてきます。味噌汁のだしは自分で機械を使い注ぐスタイル。赤だしと合わせだしが選べましたが、私は赤だしにしました。
まずはチキン南蛮からいただきます。タレの主張はそんなになかったのですが、タルタルソースがたっぷりかかっており、とても美味しくいただけました。味噌汁は少し濃いめでしたが、汗をたくさんかく時にはピッタリの味でした。
ごちそうさまをしたら、もちろん食器を返却口へ返すのですが、その手前には水が出ている場所があり、そこに食器をくぐらせないといけません。このような設備はなかなか見たことがないですね。
さて、施設の中にはこの食堂のほかに売店や自動販売機もあるのですが、その自動販売機ではジュースとアイス(アイスクリームとかではなく、チョコモナカジャンボやピノなどの袋入りのものが売られていました)だけでなく、日清食品のインスタント麺も売られていました。自動販売機の近くに給湯器があるので、そこで作るようです。食堂の開いていない日やガッツリ食べたいわけではないときには良いですね。
帰りは、公民館分館停まで歩き、近鉄蟹江行きのバスに乗りました。とても面白い1日でした。